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スマートアグリによる農業革命とは

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タブレットを操作する人

スマートアグリとは

スマートアグリとは、スマートアグリカルチャーの略で、ITをはじめとした最新テクノロジーを利用して生産管理システムの導入や品質、生産効率の向上などを図り、農作物の栽培を行う試みです。ITやロボット技術の活用により農業生産の省力化を図り、さらに技術活用により、ノウハウがなくても効率よく農作業を行えるようにすることを目的としています。新たな農業革命ともいえます。

農林水産省では、「ロボット技術やICT等の先端技術を活用し、超省力化や高品質生産等を可能にする新たな農業」と定義しています。

具体的な例としては、農業機械による作業の自動化をGPSと自動走行システムを組み合わせることで実現したり、野菜を栽培するハウスの照明、気温などをITでコントロールする方法などがあります。また、ドローンの遠隔操作技術を用いて農業を行う方法も最近では大きな注目を集めています。

海外では進んでいる技術

海外での先駆的な存在となっているのがオランダです。オランダは国土の面積が小さいにも関わらず、農作物輸出額では世界第2位なのです。オランダは、CO2の再利用技術やLED照明技術等を利用し、ハウス栽培を最適化する制御ITシステムの活用によって、都市近郊でも農業を行うことを実現しています。まさにスマートアグリによる農業革命といえるでしょう。こういった試みは、最近では世界各地で行われています。

更に、農作物の生産、流通、販売における管理等の農業経営業務全般に役立つ「農業クラウド」もスマートアグリの一例として広く認知されています。現代では、スマートフォンやタブレット端末の普及によって、また通信環境が整備されてきたことからも、農地でもクラウドサービスを利用できる条件が整いつつあります。特に小規模農家においては利用した分だけを支払うことからコスト負担が抑えられる為、導入しやすいという利点があります。その点からも農業クラウドが、今後普及する可能性は高いと言えるでしょう。

農業クラウドを実現するために

日本国内でも、スマートアグリ、農業クラウドを実現するためのサービスが普及しつつあります。企業が提供するサービスや、大学と共同しての研究の実施、地方自治体が中心となっての農業におけるIT活用の取り組みなど様々なつながりから導入が進められています。

日本の食糧供給の根幹を担う農業分野での新たな試みであり、安定した農業生産を維持するために、将来にわたって必要とされる技術であると言えるでしょう。